【ギンブナの不思議な生態】
どーも本庄です。
「超」飽き性の私のブログ22投稿目です。
今回のテーマは【ギンブナの不思議な生態】です。
ギンブナは日本各地の河川や用水路、沼などに生息しており動物プランクトンや付着藻類などを食べる雑食性の魚です。
ギンブナはコイ目コイ科フナ属の魚で、その驚きの生殖方法とは
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メスだけで繁殖する
のです。
多くの生物の生殖方法と言えば、オスの精子とメスの卵子が受精して繁殖しますが、ギンブナはメスだけで繁殖ができるのです。
そのため、ギンブナの99%がメスなのです。
釣りが趣味な人には有名な話なのかもしれませんが。。。
【ギンブナの繁殖方法】
ギンブナにはオスの個体がほとんど存在せず、メスだけで繁殖ができる珍しい魚なのです。
その繁殖方法は、同じフナ類の魚の精子でメスの卵子が刺激を受けて生まれるのです。
そのため、生まれてくる子供はメスと同じ遺伝子を持ったクローンなのです。
稀にオスの個体が生まれる事もあるのですが、生殖するためにオスのギンブナは必要ないのです。
【世にも珍しい雌性発生による繁殖】
先ほども申し上げたとおり、ギンブナはメスのみで繁殖ができるのです。
このことを『雌性発生』といい、オスからの遺伝情報を取り込むことなく卵を発生させることができるのです。
雌性発生はオスの精子に刺激を受けて卵を発生させますが、この精子はギンブナの精子である必要がないのです。
別のフナ類のキンブナ、ナガブナ、ゲンゴロウブナなどの精子で構わないのです。
オスの遺伝情報は受け継がれないため、別の種の精子でも全く構わないという事です。
交尾によって繁殖活動をする生き物について、交尾器の形が種間で違います。
そのため、種間での交尾は物理的に難しく種間の交尾は避けられます。
ですが、魚類の場合、メスが生み出した卵にオスが精子を振りかけて受精が完了することが多いのです。
ギンブナの場合、同じギンブナのオスの精子でなくても繁殖ができるため、数少ない同種のギンブナである必要はありません。
それにしても、オスがいらないなんて世の頑張っているお父さんが聞いたらすごく悲しい話ですね。(笑)