【コーギーのしっぽを切る理由】
どーも本庄です。
「超」飽き性の私のブログ50投稿目です。
今回のテーマは【コーギーのしっぽを切る理由】です。
コーギーはもともとしっぽがないわけではなく人工的に短く切られているってご存知でしたか?
【コーギーとは】
コーギーの原産地はイギリスで、牧畜犬として飼育されていたという歴史があります。
牧畜犬とは家畜の誘導や見張りなどを人間に代わって行ってくれる犬の事です。
コーギーはヒーラー(かかと狙い)と呼ばれており、相手のかかとにかみつきながら、自分よりも大きな牛や羊などを追い込みます。
コーギーには『ウェルシュ・コーギー・ペンブロ―ク』と『ウェルシュ・コーギー・カーディガン』という2種類の犬種がいます。
一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)が発表している犬種別犬籍登録頭数によるとペンブロークが5283頭に対して、カーディガンは56頭だけという差があります。
よって、日本で見かけるコーギーはほとんどがペンブロークです。
【しっぽを切る理由】
コーギーもともと普通の犬と一緒で長いしっぽの持ち主です。
しかし、人工的にしっぽが切られているのです。
一体なぜコーギーのしっぽを切るのでしょうか?
牧畜犬として働くため
しっぽを切る理由はもともと牧畜犬だったことに由来しております。
追い込みの際に牛などに踏まれて身動きが取れなくなったり、けがをするリスクを減らすために、生後間もなく断尾されるのです。
節税のため
イギリスではしっぽの付いた犬に対して税金がかけられていた時期がありました。
そのため節税目的でコーギーだけにとどまらず様々な犬のしっぽが切られたそうです。
現在はこのような制度はありません。
狂犬病を防ぐため
昔のヨーロッパではしっぽを切ると狂犬病にかからないと信じられていたようで、様々な犬のしっぽが切られていたそうです。
ですが、はっきりとした根拠があるわけではありません。
【なぜ今でもコーギーのしっぽを切るの?】
牧畜犬として飼われることもなくなり、税制度も廃止されたのになぜいまだにコーギーのしっぽは切られているのでしょうか?
実はスタンダードに合わせるためにコーギーのしっぽは切られているのです。
スタンダードとは一般社団法人ジャパンケネルクラブによって定められた各犬種の理想像です。
そのスタンダードの基準を満たすためにコーギーのしっぽは短く切られているのです。
ですが、スタンダードの基準はペンブロークだけですので、カーディガンについてはしっぽの長さに決まりはありません。
なので、しっぽがあるコーギーはカーディガンか敢えてしっぽを残しているペンブロークという事になります。