【鯉のぼりの一番上の奴】
どーも本庄です。
「超」飽き性の私のブログ12投稿目です。
今回のテーマは【鯉のぼりの一番上の奴】です。
毎年5月5日になれば男の子のいる家庭では、鯉のぼりを出すお家も多くなってくるでしょう。
今回はこの鯉のぼりの一番上でひらひらしている奴の名前や意味などを説明していきます。
皆さんご存知の通り黒い鯉は真鯉(お父さん)、赤い鯉は緋鯉(お母さん)、その下の鯉は子鯉(子供たち)です。
では一番上でひらひらしている奴はおじいちゃん?
いいえ、実は
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魔除け
です。
あのひらひらした奴の名前は『吹き流し』といいます。
では、なぜ真鯉や緋鯉の上に飾ってあるのでしょうか?
それは鯉が滝を昇っていく様子を表現したものです。
『立身出世』の意味がある『鯉の滝登り』はどんな困難でも乗り越えられるという意味があります。
中国の故事によると
「竜門と呼ばれる急な流れの河を登り切った鯉が龍になった」という伝説が残されております。
成功をおさめるために様々な難関を突破することを『鯉の滝登り』といい、社会的な地位や身分を得るための事を言います。
『登竜門』とはこの『鯉の滝登り』が由来となっていると言われております。
【吹き流しには色や順番にも意味がある】
吹き流し(ふきながし)は、通常5つの色で構成されており、
「青」→「赤」→「黄」→「白」→「黒」
の順番になっています。
滝を表しているはずなのになぜこんなにカラフルなのでしょうか?
これは『五色』と言って、五つの色を使っているからなのです。
「木」「火」「土」「金」「水」の5種類の元素からなるという考え方です。
五色にはそれぞれ意味があり、
・青=「木」「東」「春」の象徴
・赤=「火」「南」「夏」の象徴
・黄=「土」「中央」「季節の変わり目」の象徴
・白=「金」「西」「秋」の象徴
・黒=「水」「北」「冬」の象徴
とされています。
五色の並び順にも意味があります。
青=木は燃えて火を生み
↓
赤=燃えた後には灰が残り
↓
黄=灰は土に還り
↓
白=土を掘ることで金属が得られ
↓
黒=金属の表面には蒸気の一部が凝縮し水が生じる
その水が木に還り次々に良い循環になるかとから魔除けや厄除けとして使われております。
鯉のぼりの吹き流しも子供の無病息災を願って魔除けとして使われています。
これで子供に「お父さん鯉のぼりの一番上の奴は何なの?」と聞かれても答える事ができますね。