【ナポリタンはイタリアの料理ではない】
どーも本庄です。
「超」飽き性の私のブログ69投稿目です。
今回のテーマは【ナポリタンはイタリアの料理ではない】です。
パスタ料理の一つでナポリタンというパスタを知らない人は、いないであろうというぐらいパスタ料理の中では代表的な物ですよね。
このナポリタンですがイタリアのナポリで生まれた料理だと思われている人がかなり多いそうです。
でも、実はイタリアのナポリにはナポリタンという料理は存在しないのです。
では、ナポリタンは何料理でどのような経緯で生まれた料理なのでしょうか?
今回はこのナポリタンについて解説していきます。
【GHQ占領時代に誕生したナポリタン】
ナポリタンが生まれたのは第二次世界大戦が終了して間もないころで、横浜のホテルニューグランドで2代目総料理長を務めていた『入江茂忠氏』が考案したとされています。
当時のホテルニューグランドではGHQ将校の宿舎として接収されていた。
将校たちは軍用食として大量のスパゲッティにケチャップを和えて昼食や夜食として好んで食べていたとされています。
このケチャップスパゲッティが食糧事情が悪い中でも簡単に作れるという事もあり、市民にも広まっていったのです。
ですが、スぺゲッティにケチャップを和えただけの料理は味気なく、栄養価も心もとないため入江氏がホテルでち¥提供できるように改良を続けたのです。
そして、最終的にケチャップではなくトマトの粗切り、トマトホール、トマトペーストを使用し、ニンニクや玉ねぎ、ローリエとたっぷりのオリーブオイルを使った『スパゲッティ・ナポリタン』が完成したのです。
【なぜナポリの名前がついているのか?】
ナポリタンは日本の料理なのになぜ『ナポリ』の名前がついているのでしょうか?
当時は、トマトソース自体を『ナポリ風』と呼んでおり、それにちなんでナポリタンという名前が付けられたという説が有力です。
パスタとトマトを組み合わせて調理する習慣が生れたのは17世紀から18世紀頃で、当時はナポリ近郊でしか食べる事ができなかった。
そのため、トマトソースを使ったパスタはナポリ風と呼ばれるようになり、それがフランスに伝わって『スパゲッティ・ナポリテーヌ』と呼ばれるようになりました。
『ナポリタン』の名称もそこから生まれたとされています。