【寒いとなぜ息が白くなる?】
どーも本庄です。
「超」飽き性の私のブログ16投稿目です。
今回のテーマは【寒いとなぜ息が白くなる?】です。
冬になって気温がどんどん下がってくると吐く息が白くなりますよね!?
皆さんは気温が下がってくるとなぜ息が白くなるのか考えた事ってありますか?
あの白い息の正体は
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水蒸気
です。
人間の体温は大体35度~37度です。
吐く息も人間の体温と同じで35度~37度で、その吐く息が空気中に出て急速に冷やされ白い水滴になるのです。
この水滴が「白い息」のように見えるのです。
また、吐く息が白くなるのは気温13℃以下と言われております。
しかし、雨の日は13℃よりも気温が高くても吐く息が白くなることもありますが、晴れた日で13℃以下でも吐く息が白くならない事もあります。
飽和水蒸気(1㎥の空間に存在できる水蒸気の質量)は気温によって一定になっています。
しかし、雨の日などの空気中の湿度が高いと吐く息の水蒸気で水滴ができて白く見えます。
一方、良く晴れた日は湿度が低いので吐く息の水蒸気が加わっても飽和水蒸気量に達しない為に息が白くならないのです。
【南極では吐く息が白くならない】
南極点での平均気温は―52.03℃~―46.27℃です。
吐く息が白くなるには空気中に漂う塵やほこりが必要になります。
しかし、南極にはあたり一面分厚い氷で覆われていて、砂ぼこりが立つことはありません。
電車もなければ、車もないし当然排気ガスもありません。
そのため南極は我々の住む日本よりもはるかに空気が澄んでいるのです。
空気中の塵の量が少ない南極では吐く息が外気によって急激に冷やされても水滴にならず、吐く息が白くなりません。
しかし、南極の中でも気温が-50℃程度の気温になる場所では吐く息が白くなることがあります。
吐いた息が猛烈な寒さによって瞬く間に氷の結晶へと変化し、この氷が白い息のように見えるのです。