【桜についての雑学】
どーも本庄です。
「超」飽き性の私のブログ123投稿目です。
今回のテーマは【桜についての雑学】です。
桜の時期は過ぎてしまいましたが面白そうな雑学だったので紹介します。
では、早速いってみましょう。
【染井吉野は実は東京生まれ】
染井吉野は開花予想のために指標になっている桜の品種です。
実はこの桜は野生の植物ではなく、『エドヒガシ』と『オオシマザクラ』を交配して作った桜です。
江戸末期に染井村(現在の豊島区)から売り出された栽培品種というのが一番の有力説です。
花付きの良さや成長の早さ、咲き初めには葉が広がらずに淡紅色の花だけを楽しめるという事から、お花見用に植樹するには最適です。
明治に入ると瞬く間に全国に広がりました。
【街中の桜にはサクランボができない理由】
お花見でおなじみの染井吉野は接木によって増殖しているので、すべての個体が同じ遺伝子を持っています。
いわゆる『クローン桜』というわけです。
多くのサクラ種は自分と同じ遺伝子を持つ花粉は受粉できないとされており、同じ染井吉野ばかりが植樹されている場所では実がならないのです。
反対に自生するヤマザクラには果実が付きますが、少量でありながら毒が含まれています。
【国家なのに実は種類が少ない日本の桜】
桜の種類は実に1000を超える桜が存在しますが、植物生態学の概念による分類では、サクラ類は世界におよそ100種、日本産では10種しかありません。
日本の象徴の桜ですが実は日本産の桜は数が非常に少ないのです。
日本生まれの桜は
・カスミザクラ
・オオヤマザクラ
・マメザクラ
・チョウジザクラ
・エドヒガシ
・ミヤマザクラ
この10種だけです。
2016年に発見された、新種かもしれないと期待されている『クマノザクラ』が今後新たに加わるかもしれません。
また、カンヒザクラは石垣島の一部にしか自生していませんが、それ以外の9種の桜はすべて身近で見られるのです。