【なぜキュウリがかっぱ巻きでマグロが鉄火巻き?】
どーも本庄です。
「超」飽き性の私のブログ116投稿目です。
今回のテーマは【なぜキュウリがかっぱ巻きでマグロが鉄火巻き?】です。
多くの日本人はもちろん外国人にも大人気のお寿司には握りずし、軍艦巻き、それに細巻きがあります。
細巻きの中にキュウリを巻いたものを『かっぱ巻き』、マグロを巻いたものを『鉄火巻き』と呼ぶ理由を解説していきます。
『かっぱ巻きとキュウリ』
まず初めにカッパの説明からしますね。
カッパは日本で広く知られている妖怪で、川(河)に出没する童(わらべ)という意味で、漢字では「河童」と書きます。
非常に古くから言い伝えられてきた妖怪で、時代によってその風貌には違いがありますが、多くの人が思い描いている河童の姿は、頭にお皿のようなものを載せている姿でしょう。
葛飾北斎も河童を描いていることからもわかるように日本人にとって河童は非常に縁の深い妖怪である河童。
日本全国津々浦々様々なところで言い伝えられています。
取りつかれるというものもあれば、お供え物をすると病気を治してくれるという言い伝えがあります。
「かっぱ巻き呼ぶ理由」
さて本題のキュウリを巻いた細巻きをかっぱ巻きと言う理由ですが、皆さんもうすうす気づいているかもしれませんが、河童の好物がキュウリだからです。
かっぱの好物がキュウリだとされるゆえんは様々ですが、河童が川にあらわれること、水の神様の化身だと言われる説がある事、という説が濃厚です。
日本では古くから水の神様へのお供え物にはキュウリがツキモノだった。
日本においてキュウリはお盆の飾りとしても知られ、神のお供え物としてポピュラーな存在だったのかもしれません。
かっぱが好きなキュウリを巻きものにしているから『かっぱ巻き』と呼ばれるようになった。
『鉄火巻きとマグロ』
初めに『鉄火』について説明します。
鉄火とは真っ赤に焼かれた鋼や刀剣や鉄砲の事を指す言葉で、その他にも威勢が良いという意味もありその場合、鉄火な○○というように形容動詞として使われます。
このように鉄火と言う語彙は総じて、荒々しいイメージがありますね。
実際に江戸時代には鉄火場と言う賭博場を指していました。
この賭博場が、鉄火巻きのルーツです。
お寿司が庶民の食べ物として広く広まったのは江戸時代です。
巻きずしは現在の鯖寿司などに通ずる棒鮨の進化系であったと言われています。
「鉄火巻きと呼ぶ理由」
鉄火巻きが生れたのは明治時代と言われています。
当時は今より幅広く博打が行われており、その賭博場で食べられたのが細巻きでした。
当時はバリエーションが少なかったが、それに飽きてきたギャンブラーたちの声を受けてマグロを巻いた細巻きが登場。
賭博場が鉄火場と呼ばれたことからこの細巻きを『鉄火巻き』と名付けられました。